ボトックスを打ち続けると体に悪いって本当?反対にやめたらどうなる?
エラのハリやしわなどに効果的なボトックス注射。
手軽に施術を受けられるので、人気の高い美容医療のひとつです。
永続的な効果は期待できないので、効果を持続させるためには定期的な施術が必要ですが、「ボトックスを打ち続けるとどうなるんだろう?体に悪いのでは?」と心配な方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ボトックス注射を打ち続けた場合の影響について詳しく解説していきます。
また、ボトックス注射をやめた場合の変化についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出した「ボツリヌストキシン」というたんぱく質を注入する施術法のことです。
ボツリヌストキシンには神経伝達物質の放出を抑え、筋肉の動きや皮脂腺・汗腺の分泌を抑制する働きがあります。
そのため、シワやエラの張り、わきがなどの治療に効果が期待できます。
ボトックス注射を打ち続けるとどうなる?体に悪い?
神経から筋肉の動きや皮脂や汗の分泌に作用するボトックス注射ですが、打ち続けることによるリスクはないと考えられています。
ボトックス注射は美容的なコンプレックスの改善だけでなく、眼瞼痙攣などの治療にも使用されており、長期間で行うことを前提とした施術です。
そのため、適切な頻度で施術を受けるなら、過度に心配する必要はありません。
また、長期間ボトックス注射を打ち続けることにより、筋肉への神経的な支配がなくなると考えられているため、長く効果が続くことも期待できます。
ボトックス注射をやめるとどうなる?
ボトックス注射は、やめても施術前の状態に戻るだけです。
ボトックス注射の効果は約3ヶ月〜半年ほどで、効果の持続期間を過ぎると、抑制されていた筋肉や皮脂腺・汗腺の働きは戻っていきます。
それにより、ボトックス注射を打つ前から発生していたシワなどは元に戻りますが、やめることでさらに悪化するということはありません。
ボトックス注射の副作用と失敗例
ボトックス注射は長期間打ち続けても問題ありませんが、注入する製剤の量や場所を誤ると副作用が出る可能性があります。
ここからは、ボトックス注射による副作用や失敗例をご紹介します。
表情が無くなる・不自然な表情になる
ボトックスの製剤を必要以上に多く注入したり、過度な頻度で施術を受けたりすると他の筋肉にまで効果が表れ、表情が上手く作れなくなることがあります。
表情がなくなったり、不自然になったりする副作用は、ほとんどの場合時間が経てば元に戻りますが、数週間は副作用が続くため、適切な施術ができる医師に依頼するようにしましょう。
噛む力が弱くなる
エラの張り改善や小顔効果を求めてボトックス注射を打つ際、多く見られる副作用に噛む力が弱くなる症状があります。
これはエラ張りや小顔効果を求めてボトックスする場合、噛む筋肉にアプローチするためです。
とくに硬いものが噛みにくい、噛むときに違和感があるといった症状が多く見られます。
ただし、こちらの症状もボトックス注射の効果が薄まるにつれ、治まるのが特徴です。
施術後、1週間程度でほとんど気にならなくなるでしょう。
目が重たくなる・小さくなる
眉間やおでこのシワ改善のためにボトックス注射を打つ場合に現れやすいのが、まぶたの異常です。
これは、もともと眼瞼下垂気味だった人やまぶたのたるみが強い人がボトックス注射を打つことで現れやすい副作用といわれています。
ただし、特に問題なかった人でも製剤の量が多すぎたり、打つ場所を誤ったりすることで目が重たくなってしまうことがあるのです。
ボトックス注射によって目が重たくなった・小さくなった場合、残念ながら製剤の効果が消えるのを待つしかありません。
この失敗を防ぐためには施術前の状態チェックや、適切な製剤の量・注入する箇所を見極める必要があります。
頭痛が現れる
ボトックス注射を打つともともとの筋肉のバランスが変化することで、普段とは異なる箇所の筋肉が疲弊して頭痛を招くことがあります。
頭痛のほかに倦怠感が現れることもありますが、施術後数日もすれば治まることがほとんどです。
ただし、まれに発熱やめまい、吐き気などの症状が現れることもあるため、あまりに症状が重い場合は医師に相談しましょう。
左右非対称になる
技術や知識の未熟な医師がボトックスの施術をすると、左右非対称の顔になってしまうことがあります。
もともと人間の顔は左右非対称であるのが普通ですが、あまりに大きく非対称になると違和感が出てしまいます。
そのため、医師はボトックス注射をする際、顔の左右の筋肉量や付き方を正確に把握し、適切な量を適切な位置に打つ必要があるのです。
左右非対称になる副作用を避けるためには、実績が豊富で技術力の高い医師に施術してもらうことが大切です。
アレルギー反応が起こる
まれにボトックス注射の製剤を体が異物だと判断し、アレルギー反応を起こすことがあります。
ほとんどの場合、1週間~1か月ほどで症状は治まるため、重篤なアレルギー反応が現れることはまれです。
ただし、アレルギー反応の症状が長引いている場合は、必ず医師に相談しましょう。
腫れや内出血・痛み
ボトックス注射は注射針を直接肌に挿し、製剤を注入する施術法のため、患部に腫れや内出血・痛みなどの症状が現れることがあります。
ほかにも人によってはダウンタイムにむくみやかゆみなどの症状が現れることも。
ただし、ボトックス注射の針は採血や点滴の針よりもかなり細いものです。
そのため、傷跡は残りにくく、ほとんどの場合はダウンタイムも施術当日に終わります。
ボトックス注射で失敗しないためにはクリニック選びも重要
ボトックス注射はもともと長期での治療であり、打ち続けることによる人体への影響はありません。
ボトックス注射はシワやエラの張り、わきがや多汗症などに効果的な治療ですが、施術方法が少しでも適切でないと副作用が現れることも。
そのため、失敗しないためにクリニック選びは重要な条件です。
エールクリニックは、ボトックス注射の実績豊富で高い技術を持つ医師が在中しています。
相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。