ヒアルロン酸注射は内出血が起こるもの?リスク低減の方法は?
ヒアルロン酸注射を行いたいと思いつつ、ダウンタイムが気になって施術に踏み切れない人は少なくありません。特に注射に伴う内出血は「出ると長引く」というイメージがあり、避けられる傾向にあります。
本記事ではヒアルロン酸注射の内出血について説明します。参考にして、施術をするかどうか判断する際の手助けにしてください。
ヒアルロン酸注射とは?
ヒアルロン酸注射施術とは、ヒアルロン酸を注射で施術部位に打つことでさまざまな効果を期待する施術です。ヒアルロン酸そのものは体内にも元々存在している成分であり、1gで6ℓもの水分を保持できる保水力が特徴です。
効果に永続性がなく、定期的に施術を受けることで状態をキープすることになりますが、大がかりな施術が必要なく体への負担が軽いです。そのため、美容整形施術は初めてという方にも、不安を抱かず施術を受けていただけます。
ヒアルロン酸注射効果
ヒアルロン酸注射には、以下のような効果があります。
【ヒアルロン酸注射の施術部位と効果】
部位 | 効果 |
---|---|
顔全体 | シワやほうれい線を改善する |
鼻 | 鼻筋をきれいにする |
顎 | アウトラインをシャープにする |
目元 | 涙袋を作れる |
唇 | ボリュームを出せる |
女性器 | 膣内部の縮小 |
いずれもヒアルロン酸を注射するという点では共通していますが、部位によってさまざまな効果が発現します。また、ヒアルロン酸そのものにも種類があり、個人の状態を踏まえてどれを用いるか決定します。
なお、クリニックごとにどの部位への施術を受け付けているかは異なります。施術前に希望部位へのヒアルロン酸注入を行ってくれるか確認しておきましょう。
ヒアルロン酸注射の内出血
ヒアルロン酸は注射で体内に成分を注入する施術であり、まれに内出血が発生します。
内出血はヒアルロン酸注射施術に限らず、他の美容施術であっても比較的発現することが多い症状です。
内出血の原因
内出血は、皮膚の内側の血管に傷がつくなどして破れ、出血することで発生します。注射の場合は、針を刺した際に針が毛細血管などを傷つけ、その部分から出血し内出血となります。
注射施術だけでなく、メスを伴う施術や糸リフトなどでも、同様の現象が起こるため内出血は発生します。血管そのものも傷つきやすさや治りやすさに個人差があるため、同じ施術を受けていても人によって程度が違います。
内出血の期間
内出血の期間は、一般的に1週間程度です。軽度の人はより早く治るケースもあります。
一方で人によっては長引くこともあり、治るまで2週間程度かかる場合も少なくありません。時間がかかったとしても、安静に休んでいれば徐々に良くなっていくため安心してください。
ただし、数ヶ月単位でまったく治る兆しが無いという場合は、別の疾患が起こっている可能性もあるため病院にかかりましょう。
内出血が治るまでの経過
内出血は発生してから色が以下のように移り変わります。
初期:赤→紫→青→茶→黄:完治
発生直後は赤色です。出血の色が徐々に濃くなり、紫、青と変化していきます。茶色や黄色になると、出血が体内で吸収されているという証拠であり、治る日が近いということを示しています。
内出血は施術の失敗か?
まれに内出血の症状を施術の失敗と考える人もいますが、内出血は施術の失敗ではありません。
確かにより腕の良いクリニックにかかれば、内出血が発生するリスクは低減できます。しかし、あくまでリスクが低くなるというだけであり、0にできるというわけではありません。
内出血が起こるかどうかは、クリニックの腕だけでなく、施術を受ける人の体質やコンディションなどによっても変化します。端的に言うと美容施術にはほぼつきものの症状であるため、内出血を根拠に施術の成功・失敗を判断することはできません。
内出血を最小限に抑える方法
内出血のリスクを0にすることはできませんが、内出血のリスクを低減したり、程度を軽くすることはできます。
内出血が気になる場合は、できるだけ内出血が発生しないように。発生したとしても、できるだけ早く治るような行動を心がけましょう。不用意な行動を取ると、早く治るどころかむしろ長引いてしまうこともあります。
揉まない
内出血を防ぐために、施術部位を揉むのは止めましょう。
施術部位が気になるという心理は無理もないことですが、手で押したり揉んだりなどと刺激を与えてしまうと、その刺激で血管が傷つき、内出血になってしまう可能性があります。
また、内出血が起こった後も刺激を与えることで出血量が増え、長引くケースがあります。気になったとしても触れないようにし、自然に治るのを待ちましょう。
血行を良くし過ぎない
血行を良くすることは自然な治りを促進しますが、血行を良くし過ぎると出血量が増え、かえって悪化してしまうためNGです。
特に施術直後は肌がダメージを負っており、普段であれば問題ないようなことが内出血の悪化に繋がってしまいます。しばらくは以下のような行動を控えましょう。
- サウナや温泉、長時間の入浴
- 飲酒
- 激しい運動
ヒアルロン酸注射の場合は、傷そのものが小さいため回復も早いです。しかしメスを使った施術などを行った場合は、内出血だけでなく施術の傷そのものがもう一度開いてしまう可能性もあります。
腕の良いクリニックで施術を受ける
腕の良いクリニックで施術を受けることで、内出血の発生リスクを低減することが可能です。
クリニックの技術力が高くとも100%内出血を防ぐことはできません。しかし腕の悪いクリニックにかかってしまうと、注射の角度が良くなかったり、むやみに注射の回数が増えてしまったりします。
ヒアルロン酸注射はまっすぐ刺さっていなかったり、何度も刺したりするとその分だけ内出血のリスクが上がるため、技術力の高いクリニックを選ぶことが重要です。
ヒアルロン酸注射はエールクリニックで
ヒアルロン酸注射をどこで受けるか迷っている場合は、ぜひエールクリニックにて施術をお受けください。
熟練のスタッフの確かな技術力と、丁寧なカウンセリングで、誰でも安心して施術を受けていただけます。内出血のことだけでなく、疑問や不安があれば何でも遠慮せず相談してください。
まとめ
ヒアルロン酸の注射はさまざまな効果が期待できる施術ですが、同時に内出血のリスクが避けられない施術でもあります。内出血は皮膚の色が一時的に変わってしまうため、気になってしまうのは自然なことですが、基本的な対処としては触らず何もしないのが一番です。
いつかは必ずきれいに治ります。気にしすぎたり心配しすぎたりするのは止め、リラックスして治るのを待ちましょう。