糸リフトのダウンタイムはどう過ごす?期間や症状についても解説
糸リフトは、メスを使わずフェイスリフトができる施術です。そのため比較的気軽にできる施術として人気がありますが、一方でダウンタイムについては知らない人も少なくありません。
本記事では、糸リフトのダウンタイムについて解説します。参考にして、ダウンタイム中の過ごし方をイメージできるようになりましょう。
糸リフトとは?
糸リフトとは、糸を皮膚に埋没させ、リフトアップを行う施術です。
施術に使用する糸は、コグという微小なとげがついているものです。コグが皮膚に引っかかることで、顔全体を持ち上げられます。糸は最終的に体内に吸収されていき、溶けてなくなってしまいます。溶けない糸も昔は使用されていましたが、現在は主流でなくなりました。
なお、糸が消えても効果が完全に消えることはありません。100%ではありませんが、一定の効果は生涯持続します。
糸リフトの効果
糸リフトの効果は以下のとおりです。
- たるみ・シワの解消
- 肌質改善
- 小顔効果
- シャープなフェイスラインになれる
一回の施術で、上記すべての効果を実感できます。肌トラブルに悩む人だけでなく、セルフケアの効果がなかなか出ない人にもおすすめです。
ただし、程度が強いたるみやシワに対しては、糸リフトのみで解決しないケースがあります。その場合は他の施術を併用するのもひとつの手です。
糸リフトのダウンタイムについて
糸リフトのダウンタイムは、美容整形施術の中でも軽い方であり、比較的すぐに元の生活に戻れます。
だからといって、普段通りに過ごしてはいけません。短いとはいえ、ダウンタイム中は体がダメージを受けています。クリニックの指示に従って、安静に過ごしましょう。
ダウンタイム期間はどのくらい?
ダウンタイム期間は、1~2週間です。ただしこれは一般的な目安であり、人によってはもう少し伸びるケースもあります。
糸リフトのダウンタイムは比較的短い他、ダウンタイム中でも普通と変わらない生活ができることも特徴のひとつです。傷にさえ気をつけていれば、仕事や家事、育児などにはほとんど支障がありません。
ただし、無理はしないようにしましょう。ダウンタイム中に負荷をかけると、かえって肌はよくありません。
ダウンタイム中に起こる症状は?
糸リフトのダウンタイム中に起こる症状は、以下のとおりです。
- 腫れ
- 赤み
- 内出血
- 違和感・引きつれ
- 痛み
糸が入っているため、施術直後は飲食や会話などで口を開いたり閉じたりすると、引っ張られる感覚や動かしにくい感じを覚えることがあります。
不安を覚える人も多いですが、一般的には一過性のものであり、痛みや腫れなどと同じくしばらく経てば消えていきます。
ただし、口がまったく動かなかったり、多量の出血がいつまでも止まらなかったりなど、明らかな異常がある場合は病院で診断を受けてください。
ダウンタイム中のNG行動
糸リフトのダウンタイム中は、以下のNG行動を避けてください。
- 飲酒
- 激しい運動
- 温泉やサウナ
- 紫外線を浴びる
- 手で擦るなどの刺激を与える
飲酒・運動・サウナは、いずれも血行を良くする行為です。普段であれば悪いことではありませんが、ダウンタイム中に血流を良くすると、傷が開いてしまい治りが遅くなってしまいます。
また、傷に刺激を与えることも良くありません。手で触れるなどの直接的な刺激だけでなく、紫外線などの間接的な刺激にも注意しましょう。
ダウンタイムをより短くするために
ダウンタイムは安静に過ごすだけでも十分な効果がありますが、以下の行動を行うことで、よりダウンタイムを短くすることができます。
- 適度に冷やす
- できるだけ体を起こしておく
- 洗顔やメイクは優しく行う
適度に冷やすことで、内出血などを抑え、熱感を和らげることができます。ただし冷やしすぎないように気を付けましょう。
また、糸リフトの施術部位は一般的に顔です。そのため、不必要に横になると頭部に血流が流れやすくなり、傷が開きやすくなってしまいます。できるだけ体を起こし、頭部に過度の血液が集まらないようにしましょう。
ダウンタイム中のよくある質問
糸リフトのダウンタイム中について、特によくある質問をピックアップして解説します。具体的には、以下のとおりです。
- 傷跡は外から見える?
- 施術をしたと周りに悟られるのでは?
- 施術したのに小顔になった気がしない
- 一度施術を受けたらもうしなくても良い?
その他、疑問や不安があれば、施術前にクリニックに質問しておきましょう。安心して施術に進むことは、より良い結果を得るための大切なステップです。
傷跡は外から見える?
糸リフトの傷は、外から見えます。ただし糸リフトの場合、傷そのものが点状で小さく、ぱっと見てわかるようなものではありません。
マスクでも隠れるほか、女性の場合は髪の毛で比較的簡単に隠すことができます。そのため結論としては、「傷は見えるもののほとんど傷と認識されない」ということになります。
ただし人によっては内出血などが表れます。内出血は傷よりも目立ってしまうため、注意してください。
施術をしたと周りに悟られるのでは?
糸リフトは、一般的に施術したと周りに悟られません。
傷が小さくダウンタイムが短いため、施術直後であっても、通常通りに仕事を行なったり、人と会ったりできることが糸リフトの特徴です。
また、施術の効果も目に見えるものの、美容整形施術が理由だとはほとんどわかりません。たとえば一重が二重になった場合などは、「整形したのかな?」と考えられます。一重が自然にくっきりとした二重になることは、ほとんどないためです。しかし糸リフトは肌質の向上やシワの軽減などが主であるため、セルフケアの結果と捉えられることがほとんどです。
施術したのに小顔になった気がしない
糸リフトは確かに小顔効果がありますが、施術した直後は腫れやむくみの影響が大きく、かえって顔が大きく見えてしまうこともあります。
2週間程経ち、ダウンタイムが終わればじょじょに効果が表れ始めるため、心配しすぎず安静に休んで待ちましょう。
一度施術を受けたらもうしなくても良い?
糸リフトの施術が一度で終わるかどうかは、人それぞれ違います。糸リフトの効果は100%永続するわけではないため、再施術を行う人もいます。
一方で効果に衰えが見え始めても、「このくらいなら気にならないから」と考え再施術は行なわない人もいます。自分の状況を考えて判断しましょう。
まとめ
糸リフトのダウンタイムは、比較的短く負担が軽いです。しかし、あくまでダウンタイム中であることを忘れず、注意点やクリニックの指示をしっかり守って過ごしましょう。
施術の効果を実感するためには、アフターケアが大切であることを忘れないでください。