幹細胞点滴の副作用とは?効果や施術方法についても併せて解説
幹細胞点滴治療を検討しつつ、「副作用はないの?」と不安を抱く人は少なくありません。実際の所幹細胞治療は副作用が少ない施術ですが、「副作用はありません」と言われるとかえって疑わしく思えるのは、心理的に自然なことです。
本記事では、幹細胞点滴治療の副作用について解説します。参考にして、不安を払拭する手助けにしてください。
幹細胞治療とは?
幹細胞治療とは、幹細胞と呼ばれる細胞を体内から抜き取り、施術部位に打ち込むことで効果を期待する施術です。幹細胞は何にでもなれる能力を持っているため、施術部位に打つことでそこに新しく細胞が生まれ、その部位が活性化します。
美容医療だけでなく、通常の医療でも用いられており、再生医療と呼ばれることもあります。
幹細胞治療の効果
幹細胞治療の効果は、以下のとおりです。
幹細胞治療の優れている点は、内科的アプローチでありながら高い効果を発揮する点です。特にシワやたるみなど、大きな改善が難しいトラブルであっても、体の内側から改善し自然できれいな見た目にすることができます。
【参考】エクソソームとの違い
幹細胞点滴とエクソソームの違いは、主成分とメカニズムです。
そもそもエクソソームとは、細胞から分泌される極小の成分です。細胞間を移動して細胞同士のコミュニケーションツールの役割を担っており、細胞を活性化させます。
一方で幹細胞は細胞そのものであり、施術部位の細胞を増やすことで施術部位が活性化します。効果としてはほぼ同様になりますが、効果が表れるまでの過程が異なるのです。
幹細胞治療の施術方法
幹細胞治療の施術方法は、以下のようなものがあります。
大別すると、注射などのような一般的な針と、ダーマペンのようなマイクロニードルのどちらかということになります。
注射や点滴は針穴が1箇所で済みますが、やや傷の治りが遅い傾向にあります。ダーマペンなどのマイクロニードルは1つ1つの傷が小さいですが、複数個所針傷ができてしまうため、治るまではやや目立ちやすい傾向にあります。
施術方法はどう選べば良い?
具体的にどの注入方法で施術するかは、どういった効果を期待しているのかに左右されます。
顔全体の肌質改善を行いたいのであれば、広い範囲に薬液を広げる必要があるため、ダーマペンなどで小さい穴を複数空けて、そこから塗布する方が良いでしょう。
一方で、幹細胞培養液で治療したい場所が1点に決まっている場合などは、注射の方が向いています。美容施術の場合は、注射よりもマイクロニードルの注入となるケースが多いです。
幹細胞治療の副作用
幹細胞治療には、以下のような副作用があります。
本記事では上記に加え、より医学的なリスクは無いのか?ということについても解説します。
注射に伴うリスク
幹細胞治療に限りませんが、注射を行う施術は注射特有のリスクがあります。具体的には以下のとおりです。
一般的には数日、長くとも2週間程度できれいになります。もしも数ヶ月単位で治らなかったり、悪化したりする場合は、医療機関を受診しましょう。
点滴の場合顔に刺すことはまずないため、服や絆創膏で傷を隠すのは比較的簡単です。
関節が固まる
幹細胞治療を行うと、関節が固まると言われます。幹細胞治療を行うと、細胞の数が一気に増えるため、体が刺激に対して反応を起こします。結果として、一時的に水が溜まったり、痛みが出たりしてしまうのです。
自然に治る現象ですが、あまりに辛いときはクリニックに相談しましょう。また、入れた量などによっては、それほど症状が強く出ないケースもあります。
費用が高額になる傾向がある
幹細胞治療は、費用が高額になる傾向があります。比較的新しい施術であり、難易度が高いためです。加えて、美容目的の場合は保険適用ができず、自由診療になります。そのため、施術費用が全額負担となってしまうのです。
施術前に、費用は必ず確かめておきましょう。
受けられるクリニックが少ない
幹細胞治療は、そもそも受けられるクリニックが少ないのが実際の所です。
最先端の施術であり、まだ普及途中というだけでなく、高い技術力が要求されるため、どのクリニックでも簡単に導入できるわけではありません。
そのため、通院できるクリニックの中で幹細胞治療を受けられる所を選ぶと、ほとんど選択肢がないということもあり得ます。施術メニューは事前にチェックしておき、条件が合わない場合は足を伸ばすのもひとつの方法です。
【参考】病気の元となるリスクについて
幹細胞治療は、「行うことによって他の疾病が起こるのでは?」という医学的リスクを気にする人が少なくありませんが、結論から言うと現在そのような現象は観測されていません。
医学の世界では「絶対に起こらない」という言い方ができません。人間の体は未知の部分も多く、突然変異などさまざまな原因から、今まで見られなかった現象が急に現れるケースもあります。
そのため100%安心とは未来永劫誰にも言えませんが、事実として現在の時点で、幹細胞治療による疾病の発現は見られた試しがありません。
幹細胞治療の副作用が気になる場合はエクソソームを
どうしても幹細胞治療に対する不安が拭えない場合は、エクソソーム施術をお試しください。
エクソソームは人体に元々ある身近な成分であり、幹細胞治療と同じ効果を発揮します。また、抗炎症成分が入っているため、アトピー性皮膚炎に対しても有効です。
エールクリニックでダーマペン×エクソソーム施術をお受けください
エクソソーム施術の方を受けたいを考えている方は、ぜひエールクリニックにて施術をお受けください。当クリニックでは単なるエクソソームの注入ではなく、ダーマペンの針傷から浸透させるダーマペン×エクソソームの施術を受け付けています。ダーマペンの針の刺激と、エクソソームの効果でさらに高い美肌効果を実感できます。
まずはカウンセリングのみでも構いません。ご来院をお待ちしています。
【まとめ】幹細胞点滴は副作用が0ではない
幹細胞点滴は、副作用が0というわけではありません。総合的にはリスクの低い施術ですが、100%絶対の安心が保証されている施術はこの世にないのが現実です。
大切なことはリスクばかりに目を向けて心配しすぎるのではなく、リスクとリターンを同時に深く知り、それぞれの要素を踏まえて施術の検討を行うことです。施術のことで疑問があれば事前に必ず質問し、納得の上で施術の検討を行いましょう。